この4冊さえ読めばスルガ銀行の不正融資「かぼちゃの馬車事件」がよく分かる! Vol.1

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不動産投資

2018年に発覚して世間を騒がせた、スルガ銀行によるシェアハウス不正融資事件「かぼちゃの馬車事件」。

ニュースで見聞きしたことがある方が殆どだと思いますが、詳しい内容を知ろうともせずに「投資は自己責任論」を連呼している方も多いのではないでしょうか。

かぼちゃの馬車事件」を正しく知ることで、

  • 詐欺に遭わないようにする
  • 詐欺に遭ってしまった時の行動

の2点を学ぶことができます。

私も不動産投資家の端くれのせいか、身近に「かぼちゃの馬車事件」被害者が2人いました。

1人目は友人の彼氏・Aさん。

2018年2月に友人と久々に食事をした際、どうやら彼氏のAさんがかぼちゃの馬車のシェアハウスを2棟購入していたと打ち明けられました。

オーナーはもちろん、事情を打ち明けられたパートナーも大変だったと思います。

2人目は不動産投資家仲間のBさん。

Bさんはシェアハウス1棟を購入後、スルガ銀行から別の金融機関に借り換えをしていました。

偶然にも身近に被害者がいたこともあり、「かぼちゃの馬車事件」をより自分事として考える機会を与えてもらいました。

今回は「かぼちゃの馬車事件」を学ぶための本を4冊紹介します。

①「家賃0円・空室有」でも儲かる不動産投資 脱・不動産事業の発想から生まれた新ビジネスモデル(2016年8月25日発行 著・大地則幸)


かぼちゃの馬車のシェアハウス販売会社・スマートライフ(のちにスマートデイズに改名)の代表取締役が書いた、いわゆる業者本(業者が自分のビジネスを紹介するために書いた本)です。

シェアハウスのセミナーや営業活動時にこちらの本を配っていたようですね。

私自身は不動産投資の本を片っ端から読み漁っていた時にこの本と出会いました。

スマートライフがどのようにうまいことを言って詐欺商品を販売していたかがよくわかる本です。

心の清い方が読んだら引っかかるであろうキーワードが満載で、特に「シェアハウスを運営することで社会貢献に繋がる」に心を動かされた方が多いような印象を受けました。

内容的には大した本ではないので、一読するくらいでいいです。

②融資地獄 「かぼちゃの馬車事件」に学ぶ不動産投資ローンの罠と救済策(2019年4月12日発行 著・小島拓)


不動産投資の被害者の事例が載っていて、どういう物件が危険かを書いています。

第4章の融資地獄から抜け出す方法(あの手、この手、奥の手)はこんなやり方もあるのかと参考になりました。

かぼちゃの馬車事件」に限らず、借金でにっちもさっちにいかない状況に陥った時に読むと心の支えになるかもしれません。

私のお気に入りの箇所は、スルガ銀行第三者委員会の報告書についての件。

 ここで目につくのは、「偽装」という言葉の数の多さ。「偽装」「偽装」「偽装」……と、「偽装」オンパレードです。

 ちなみに、第三者委員会の調査報告書(公表版)で出てきた「偽装」という言葉の登場回数を数えてみたら、なんと、267回でした。ちなみに「偽造」の登場回数は12回。「偽装」と「偽造」は、合計279回も調査報告書に登場します。

 調査報告書がだいたい320ページほどですから、1ページに1回とまでは言いませんが、かなりの登場頻度であることは確かです。

『融資地獄「かぼちゃの馬車事件」に学ぶ不動産投資ローンの罠と救済策』 Page.89

わざわざ数えたんかーい!(笑)

具体的な数字を提示することで、いかに「偽装」まみれの詐欺事件だったかがよく分かりますね。

長くなったので、残り2冊は次回に。

以上、ブログ記事がご参考になりましたら幸いです♪

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