再開発マンションとは?
湾岸地域は市街地再開発事業が多いです。
市街地再開発事業とは、既に立ち並んでいる市街地を整備して、高層ビルや高層マンション(いわゆるタワマン)を建て替え事業のことです。
月島や勝どき、豊海では新しいタワーマンションを建設中です。
街が整備されて見た目も使い勝手も良くなるのは良いことですが、再開発マンションにはデメリットもあります。
地権者が管理組合理事や自治会を牛耳る。
地権者(土地の所有者)が再開発事業を受け入れることによって、再開発地区に新たなマンションを建設することができます。
マンション建設前に土地(=権利)を売却する人もいれば、建設後のマンションの一室を取得してそのまま住んだり人に貸したりする人もいます。
マンションによっては地権者がいつまでも権利を主張するケースもあり、投資家の知人が区分所有しているマンションでは地権者が管理組合理事をやっていて、「自分が再開発事業に承諾しなかったら、このマンションは建つことはなかった」といつまでも地権者の力を振りかざしていたそうです。
その地権者のせいで管理組合理事会は毎回荒れて、我慢できなくなった知人はその区分マンションを売却しました。
(地権者と言うより、ただのモンスター住民ですよ。)
うちのマンション最上階に住んでる元地権者のオッサン、管理組合が決めた設備工事について事前相談がなかったことを不快に思ったのか、エントランスの掲示板に「わしに挨拶がない」的な紙を貼ってて、リアルな「わしに挨拶がない」の現場に遭遇できてなんとなくワクワクしてるw
— NKPMとイッパイアッテナ(入院中) (@KPtan2) May 5, 2019
三井勝どき地権者住戸が1100戸も。サウスは3分の1、ミッドは半分が地権者住戸に。すごい。管理の点から解説が欲しいところ。他に事例あるのかな。某投資人気のタワマンは管理組合が投資業者が仕切ってて、危ないお金の使い方をしてるともきいたことあり。
— 洲系 (@Toyosukei) December 7, 2019
同じマンションに住んでいるのに地権者は管理費・修繕積立金が安い!?
知人が住んでいる港区のあるタワマンでは、地権者はその他の住民よりも管理費・修繕積立金が安く設定されているそうです。
地権者が払わない分を他の区分所有者が補填していくわけです。
そういう契約に基づいて再開発事業を進めていったのでしょうが、同じマンションに住んでいるのに不平等感がありますね。
ゆくゆくは地権者特権を無くして、管理費・修繕積立金を住戸の平米数に合わせて統一するよう管理組合総会で規約を改定することもできますが、これもなかなか骨の折れる作業です。
隣に低層の地権者棟作るのは割と良くあると思うけど、地権者は将来にわたって管理費ゼロで購入組のところから賄うってケースは知らなかった。なんか搾取感ひどいww https://t.co/J6IhbeDwCb
— 哲戸(´・_・`)次郎 (@pp_GIRAUD) November 26, 2018
知人が住む浅草のマンションは屋上から隅田川花火大会がよく見える絶好のロケーションなのですが、花火大会当日は地権者だけが入れる特別なスペースが屋上に設けられているのを見て驚きました。
「いつまで地権者様のおつもりで?あなたも区分所有者の一人ですよ?」と言いたくなりますね。
そもそも、マンションの最上階角部屋(一番眺望の良い部屋)は地権者住戸だったりします。
再開発ですったもんだあった結果、ヨーカドーの屋上に戸建て風住宅街(地権者用)を作っちゃった珍マンションww pic.twitter.com/rbFA7bOAas
— まとん (@finally_mut_is) June 21, 2021
自分が前に住んでいたマンションはかなりスラム化が進んでいた。不動産屋と自分の二人が理事になって徹底的に管理費不払い者を減らした。訴訟もしたし,駐輪場代も有料にし,修繕積立金の増額も管理費値上げ断行し,元地権者優遇も撤廃した。その結果スラム化はストップした。
— 高橋雄一郎 (@kamatatylaw) March 29, 2015
自治会・町内会の世界は魑魅魍魎。
マンション購入時に住宅ローンの金利が一番低い金融機関を調べることはあっても、自治会・町内会まで調べる人はいないと思います。
自治会や町内会によっては寄付金と称して頻繁に集金に来たり、地域イベントには参加が絶対だったり、その内容は様々です。
東京都の中央区(=都会)だから田舎のような町内会はないだろう、と思っている方ははっきり言って甘いです。
それこそ地権者おじ(い)さんが長年仕切っていたりして、面倒くさいところもあります。
「地方から出てきて都会の再開発マンションを買ったら、地元よりももっと古くて閉鎖的なコミュニティだった!」なんてことにならないよう事前に調べておきましょう。
文京区に住んでいた時に、親の代からずっと地域に根ざしている散髪屋のお兄さんと話していた時、あそこの町内は〇〇の氏子で、みたいな縄張りをかなり意識して話していたのを思い出した。
— べこべこ@資産形成と育児・教育と住宅と英語 (@becobeccobecco) July 21, 2022
晴海とかでは話が別だろうけど、都心でも住宅街では町会・神社の重みは今でも強いんだろうなぁ。 https://t.co/mCuOpOrdgU
中央区って町会との関係性が異常ですよね https://t.co/MzkFNjynCR
— 勝どきとよみ (@kachidokitoyomi) November 1, 2022
何もしがらみがない方が快適に過ごせる。
個人の価値観によると思いますが、地権者のしがらみがないマンションの方が気持ちよく過ごせるのではないかと私は思っています。
そういう意味では、晴海フラッグは住みやすいのではないでしょうか。
晴海フラッグなどは新たな町のコミュニティを作るわけですからまたそれはそこに集う人たちで独自のものを作るのです。
— 富永一1913 (@tominagahajime) February 24, 2022
以上、ブログ記事がご参考になりましたら幸いです♪
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