あなたが美人であろうとなかろうと、一度は読んでいただきたい!自称ブスの女性税理士が書いた「ブスのマーケティング戦略」。

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と、とんでもないタイトルの本を見つけてしまいました。

その名も「ブスのマーケティング戦略」!

正直言って著者・田村麻美さんはブスと言うほどのおブスではなく、その辺でよく見かけるようなお顔立ちだと思うのですが、ご本人がそう仰るのでそういうことにしておきましょう。

内容は、子どもの頃からずっとブスだった著者が幸せな結婚ビジネスでの成功を掴んだ体験談。

前半部分は正直申し上げて読み進めるのが非常に辛かったです。

とにかく「ブス」の連発で「何もここまで自分を卑下しなくても…」と悲しくなったり、実に生々しい性欲や性体験に「ウッ…」とドン引いたりして、ページをめくる手が何度も止まってしまいました。

でも、第7章あたりから希望の光が見えてきて、そこから最後まで一気に読めましたよ。

特に共感できたのは第7章のここ。

商品であると同時に、自分も顧客である。

私はこのときはじめて、自分のなかに「顧客」を発見した。

生き方を決めるとき、この「顧客」を無視してはいけない。

自分という「顧客」を無視すると、病気になりそう。

自己満足。大事なんじゃないか。

「ブスのマーケティング戦略」Page.223

そうなんですよ!これですよ、これ!

美人であろうとなかろうと、まずは自分で自分を満たしてあげる事。

タワマンや高級車、ブランド品、高級レストランなど、他人から「すっげ~!」と思われるものはこの世にたくさんあります。

しかし、それらが本当に自分を幸せにしてくれるかはまた別の話。

著者は勉強ができて、埼玉県一偏差値の高い女子校に入り(大人になったら学歴なんてどうでもいいと思うのですが、私の元職場でも埼玉県出身の女性の先輩がそれを自慢していたので、埼玉県の文化なのかもしれません)、大学にも入って立派な学歴を積み上げてきましたが、逆にそれによってがんじがらめになっていたのかも。

自分で自分を満たせるようになると、既に自分が自分を承認している状態なので、承認欲求はほとんど無くなると思います。

きっと著者はその山を乗り越えて、今は自分で自分を満たせている幸せな状態なのではないでしょうか。

それにしても、現役バリバリの税理士さんが本名&顔出しでここまで赤裸々に書いてしまって、旦那さんは何とも思わないのかと思ったら、あとがきに旦那さんのお言葉が。

「赤裸々に書かなければ説得力がないと俺も思う。だから気にせず書いた方がいい。そして、いまの麻美さん(私)は過去の経験があってのもので、その経験をしてきたから俺を選んでくれたんでしょう。だったらその経験に俺は感謝しなければならない。俺以外にも麻美さんの経験則で救われる人がいるはず。これはブス側だけでなく、俺のような相手側も幸せにできる本かもしれない」

「ブスのマーケティング戦略」Page.314

ワオ!なんて有難いお言葉なんでしょうか!!達観されていますね。

この本は著者の赤ちゃん時代から現在に至るまでの写真が多数掲載されていて、結婚式の写真では旦那さんのお顔も拝見できます。

あとがきを読む前から旦那さんの顔は「中の下」(著者談)とは思っていなかったのですが、あとがきを読んだ後は「上よりの中」が正解なんじゃないかと思えました。

著者は素晴らしい考えを持った男性と結婚されましたね。

人間の第一印象は顔で決まると思いますが、長くお付き合いするには中身が重要です。

それにしても、ここまで戦略を立てられる賢い著者なら、パーソナルカラー診断士などトータルコーディネートをしてくれるプロの手にかかって、もっとルックスを整えるようにすることもできたはずなのに。

人の価値観はそれぞれですし、差別化のために”あえて上を目指さない”のも著者の戦略なのかもしれませんね。

余談ですが、高校時代の章で気になる箇所が。

ひとつ上の学年に、こんな先輩がいた。

超美人。

スタイルはモデル級。

いつも小さいバッグを持っていて、そのなかにはお財布が入っていない、という噂だった(つまり常に男性が払ってくれる)。

勉強、たぶん全然していない……。楽しく生きている(ように見えた)。

それでいて成績はトップ。

現役で慶応義塾大学にスルッと合格。

その後の経歴も華々しく、いまやだれもが知る有名人だ。

「ブスのマーケティング戦略」Page.069

一体誰なんだろうと思い調べたところ、おそらく元TBSアナウンサーの青木裕子さんのことかと。

【田村麻美さん】1984年3月26日生まれ。埼玉県立浦和第一女子高等学校卒。

【青木裕子さん】1983年1月7日生まれ。埼玉県立浦和第一女子高等学校卒。→慶応義塾大学経済学部卒。

Wikipediaによると、青木裕子さんは高校時代から雑誌の読者モデルをやっていたそうですね。

青木裕子 (1983年生) - Wikipedia

私の高校時代にこういう方は身近にいませんでしたが、身近にいるとつい比べてしまうのかもしれません。

これを読んでくださっているあなたが美人だろうとそうでなかろうと、トライ&エラーを繰り返して、他人と比べることなく自分自身が本当に幸せになれる生き方を見つけられることを切に願います。


以上、ブログ記事がご参考になりましたら幸いです♪

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